人間ドック (Ningen Dock)
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原著
MRIによる内臓脂肪体積測定:内臓脂肪面積計測位置との相関の検討
高柳 有希今村 駿片山 善博武藤 繁貴大條 浩増井 孝之
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2013 年 28 巻 4 号 p. 622-628

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抄録
目的:MRIを用いて臍を含む複数レベルでの横断面積を計測し,内臓脂肪体積を算出する.これら面積と体積との相関を比較し,体積と相関の強い計測位置を明らかにすることである.
方法:同意が得られた内臓脂肪MRI検査受診者(男性177名,女性95名)を対象とした.1.5T MRIを用いてLAVA-Flex法(横断スライス厚5mm)にて腹部骨盤部を撮像した.計測ソフトにて,横隔膜から恥骨までの各断面の内臓脂肪面積を計測した.内臓脂肪体積は内臓脂肪面積の総和にスライス厚5mmを乗じた.Th10/11からL5/S1までの各椎間板レベルと臍レベルの計9断面における内臓脂肪面積と体積を男女別に比較した.
結果:男性では,臍レベル(相関係数r=0.8480)よりも有意にL2/3(r=0.9060)とL1/2レベル(r=0.9056)で内臓脂肪体積と断面積の相関が強く,女性では臍レベル(r=0.9560)で体積と面積の相関が最も強く認められた.
結論:内臓脂肪体積と相関が強かった面積は,男性では上部腰椎レベル,女性では臍レベルであった.
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© 2013 公益社団法人 日本人間ドック学会
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