抄録
目的:当健診センターでは,胃部検査に関しては内視鏡検査を標準としており,1日の受け入れ可能数は60名としている.実情ではキャンセルにより空き枠が出ることがしばしばあり,これをいかに減らすかが,当健診センターの課題である.この課題を解決するための方策を明らかにすることを目的とした.
方法:日々の予約枠を最大限に活用できるよう予約枠管理ツールを自前で作成し,現予約数と最大予約可能数をカレンダー形式で表示し,予約担当者全員に予約に必要な共通の情報を提供できるようにした.日々変動する予約状況を確認したうえで,キャンセルを見越した最大予約可能数をきめ細かく更新していくことができるようにした.また,本ツールと併用して実績管理ツールを作成し,当健診センター内の全端末からどの職種でも閲覧できるよう設定し,毎日実績データを更新することにより,年度目標に対する現時点の達成率も確認できるようにした.
結果:この予約枠管理ツールを活用することにより,年度途中の受診希望者の受け入れが効率的になり,予約枠の無駄を極力減らすことができた.その結果,受診者数は各コースの年度目標はいずれも96%以上が達成された.年度の予想収益額においては,年度目標を達成した.
結論:当健診センターの予約枠管理ツールは空き枠の無駄を減らし,限度枠まで予約を入れることに関して非常に有効であると考える.本ツールと併用した実績管理ツールにより年度目標に対する達成率を常に監視できるようになった.