抄録
目的:職員の大幅な増員や検査機器の増設,施設の改築等をせずに,費用負担が少なく且つ効率的な検査案内方法の工夫をすることで,受診者からの検査の案内順や待ち時間についてのクレーム減少を図った.方法:事務職員を検査フロア中央に2名,補助として検査フロア両端の要所に各1名の計4名配置した。検査室の外に待合席がある腹部超音波検査,心電図検査,胸部×線撮影の各待合席には番号付カバーを取り付け,受診者を案内順に着席させた.検査室内に待合席がある身体計測,生理機能等の各検査室前には検査カード用箱を設置し,受診者が検査カードを投函することで案内順に受検できるよう考慮した.検査室が複数ある腹部超音波検査室及び胃部X線撮影室と各案内カウンター間にワイヤレスの呼鈴を設置した.結果:上記の工夫により,検査案内が効率化し,腹部超音波検査及び胃部X線検査について1室当たり約15分の時間を短縮できた.また案内順が明確になり,検査実施順が前後することがなくなった.結論:今回の検査案内方法に焦点を当てた様々な改善によって,1日5名の受入枠拡大と検査案内に関するクレームの減少を図ることができた.