鹿児島大学医学部皮膚科教室
1969 年 31 巻 3 号 p. 255-263
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接触皮膚炎患者の線溶系を検討し,線溶系各要素の活性化を認めた。線溶系の活性化に伴なつて抗プラスミンの増加が認められた。線溶系の亢進は滲出著明な皮疹を有するものに多く,また原因別によつても亢進に差が認められた。また臨床症状が軽快しても,線溶系はなお高値を示すものが多い。家兎,海〓における実験的皮膚炎においても,線溶系各要素の亢進を認め,クロトン油皮膚炎,DNCB皮膚炎とも同様の傾向を認めた。また皮膚炎惹起部の組織アクチベーターの活性化を認めた。
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