西日本皮膚科
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シンポジウム—臨床検査の意義とその限界—
梅毒反応
都外川 幸雄菊池 武英西尾 武森田 耕作福田 正博青木 タツノ
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1970 年 32 巻 3 号 p. 215-221

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抄録
西日本諸機関の御協力をいただき,昭和38年より昭和43年までの梅毒第1期118例について初診時のSTSの結果を感染時よりの経過期間について検討を行なつた。非梅毒658例,梅毒153例,STS陽性妊婦血清191例について,STS,TPHA,FTA-ABSを行なつた結果に検討を加え,TPHA FTA-ABS不一致については,年令層による分散を検討する必要を認め,梅毒の診断としては,STS,TPHAを同時に行ない,それらのいずれかの陽性について,FTA-ABSを併せて検討することが望ましいと考えた。
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© 1970 日本皮膚科学会西部支部
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