西日本皮膚科
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症例
Pustulosis Palmaris et Plantaris
—病巣扁桃除去により掌蹠膿疱症および慢性関節リウマチの治癒した1例—
小野 友道永広 雄一
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1973 年 35 巻 6 号 p. 679-684

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抄録

掌蹠膿疱症と慢性関節リウマチの合併する61才女子を報告した。掌蹠膿疱症のattackに前駆して,発熱,咽頭痛を訴え,耳鼻科的険査にて慢性扁桃炎を指摘された。扁桃摘出後上記両疾患が寛解し,慢性扁桃炎を病巣とする2次性疾患と考えられた。掌蹠膿疱症と慢性関節リウマチの関係について若干の文献的考察をおこない,両疾患が近縁なものではないかと推察した。

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© 1973 日本皮膚科学会西部支部
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