名古屋大学医学部皮膚科教室
名古屋大学医学部医動物学教室
1978 年 40 巻 1 号 p. 78-82
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
マダニ刺咬症について報告した。虫体はタネガタマダニIxodes nipponensisと同定され, また皮膚にみられた裂隙, 出血巣, 膿瘍, 肉芽腫形成などの病理組織学的所見はSaito et al.による動物実験報告とよく一致していた。なおマダニは本来ウシ, 野兎, イヌなどを宿主とするが, まれにヒトにも寄生し, 近年しだいに増加している。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら