徳島大学医学部皮膚科教室
1978 年 40 巻 2 号 p. 285-291
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昭和24年から昭和52年夏までの約28年間に徳島大学皮膚科外来を訪れた種痘疹25例(男子10, 女子15例)について統計的観察を行なつた。年令別にみると, 2才以下が18例で, 第1期種痘によるものが圧倒的に多かつた。病型では種痘性湿疹が12例と半数をしめ, このなかには, 高熱をともなつた重症例もみられた。種痘をしてから発病までの日数はだいたい7∼10日であつた。また, 最近の5症例についてはその臨床像, 臨床経過などを記載した。