産業医科大学皮膚科教室
産業医科大学第一病理学教室
1988 年 50 巻 2 号 p. 218-222
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Leser-Trélat signを呈したと思われる2例を報告した。症例1では乳癌と診断される1年前より, 症例2では肺癌と診断される8ヵ月前より脂漏性角化症が急速に増加, 増大した。病理組織所見では症例1が腺癌であり, 症例2が小細胞癌であつた。本邦における本徴候の報告は, 自験例を含め36例であり, 胃癌が42%を占め最多で, 病理組織所見では腺癌が47%を占めた。
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