西日本皮膚科
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症例
膀胱損傷をひきおこした電撃傷
中村 猛彦木村 達中村 昭典杉若 正樹長家 尚
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1988 年 50 巻 2 号 p. 215-217

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抄録

電気工事作業中に6万ボルトの配電線に接触し受傷した28才男子の電撃傷の1例を報告した。患者は受傷直後より激しい下腹部痛が持続し, 精査の結果, 膀胱の損傷が認められた。本症状の発生原因につき理学的に検討を加えたところ, 通電による直接障害が考えられた。電撃傷の治療にあたつては, 潜在する病変のひろがりを確認するとともに, 集学的診療が必要であることを痛感させられた。

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© 1988 日本皮膚科学会西部支部
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