日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
C型慢性肝炎にて経過観察中に黄疸を契機に発見された腹部原発非ホジキンリンパ腫の1例
日高 聡武智 俊治野中 卓上甲 康二
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2004 年 101 巻 8 号 p. 895-899

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抄録

症例は68歳男性. 主訴は黄疸. C型慢性肝炎にて経過観察中に2002年10月上旬より尿の黄染, 10月中旬より全身倦怠感, 腹痛, 発熱が出現. 近医にて黄疸を指摘され当院紹介入院. sIL-2R高値で画像所見上悪性リンパ腫が疑われ, 開腹下腫瘍生検施行. CD20陽性悪性リンパ腫と診断しRituximabを併用したCHOP療法施行. CT上腫瘍は著明に縮小を認め, 胆管の閉塞も解除された. 閉塞性黄疸を契機に発見される悪性リンパ腫は比較的まれであり, 報告する.

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© 2004 (一財) 日本消化器病学会
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