4年間の自然経過を観察し得た高齢女性の膵Solid-pseudopapillary tumorの1例

日本消化器病学会雑誌

Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586

症例報告

4年間の自然経過を観察し得た高齢女性の膵Solid-pseudopapillary tumorの1例

小島英吾, 小林剛, 野田裕, 木村克巳, 伊藤啓, 藤田直孝

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キーワード: Solid-pseudopapillary tumor, 自然経過, 膵腫瘍

ジャーナルフリー

2006 年 103 巻 2 号 p. 189-193

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.103.189

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抄録

症例は81歳女性．膵尾部に最大径35mmの腫瘍を認めSolid-pseudopapillary tumor(SPT)と診断した．約4年間の経過観察を行ったところ多結節状に増大傾向を認めたため手術を行った．p53蛋白過剰発現およびki67細胞増殖能の指標では，増殖部に差異はみられなかった．SPTの発育を推察する上で貴重な症例を経験したため報告する．

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© 2006 (一財) 日本消化器病学会

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