下血を契機に発見され，化学療法中に穿孔をきたした小腸原発peripheral T-cell lymphoma, not otherwise specified（PTCL-NOS）の1例

中路 幸之助; 中江 遵義; 藤田 篤代; 熊本 光孝; 中村 靖司

doi:10.11405/nisshoshi.110.1950

症例報告

下血を契機に発見され，化学療法中に穿孔をきたした小腸原発peripheral T-cell lymphoma, not otherwise specified（PTCL-NOS）の1例

中路幸之助, 中江遵義, 藤田篤代, 熊本光孝, 中村靖司

著者情報

キーワード: 小腸, peripheral T-cell lymphoma, not otherwise specified（PTCL-NOS）, 下血, 化学療法, 穿孔

ジャーナルフリー

2013 年 110 巻 11 号 p. 1950-1958

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.110.1950

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抄録

症例は71歳，男性．原因不明の消化管出血にて紹介．ダブルバルーン内視鏡検査で空腸にびまん性に皺壁腫大とびらんを認めた．生検組織の病理学的検討でperipheral T-cell lymphoma, not otherwise specified（PTCL-NOS）と診断された．化学療法を施行中に小腸穿孔をきたした．小腸PTCL-NOSは極めてまれで貴重な症例と考えられ，報告する．

責任著者(Corresponding author)

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