日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
肝胆道系酵素上昇,発熱,および高度炎症所見にて入院し,Stauffer症候群と考えられた1例
高井 利恵子宮島 真治大村 亜紀奈森澤 利之岡野 明浩木田 肇沖永 聡久須美 房子大花 正也藤田 久美
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 112 巻 9 号 p. 1689-1695

詳細
抄録

既往にStage Iの腎細胞癌摘出術を受けた男性が,倦怠感と肝胆道系酵素上昇を認め受診した.腹部の超音波検査やCT上,さらに肝生検においても異常はなかった.しかし,FDG-PET検査で骨に集積を認めた.骨生検の病理組織像は,以前摘出した腎細胞癌と類似していた.各種検査で他臓器には原発巣を指摘できず,腎細胞癌の骨転移と診断した.肝機能異常は,腎細胞癌に随伴するStauffer症候群であると考えた.

著者関連情報
© 2015 (一財) 日本消化器病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top