抄録
小線源による低線量率持続照射の生物学的効果をin vitroで検討した研究は、均一な線量維持の困難性から殆ど行われていない。我々は、in vitroで簡便に低線量率持続照射の細胞傷害性を検討できるモデルを考案した。Ir-192 seedsを均等に挿入し、正円形としたsilicone tubeを培養グリオーマ細胞を植え込んだmicroplate上に置き、一定時間照射後MTT-assayで殺細胞効果を判定した。このモデルではsilicone tubeの内側、microplateの9個分で均一な線量率0.1Gy/hが得られ、C6細胞では放射線と温熱の間に相加効果が認められた。本法は小線源による低線量率持続照射の基礎研究に有用であると考えられた。