Neurologia medico-chirurgica
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Early Fatal Rebleeding from a Cerebellar Cavernous Malformation —Case Report—
好本 裕平Susumu WAKAIChikayuki OCHIAISoshi OKUHATAMasakatsu NAGAI
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1997 年 37 巻 4 号 p. 343-345

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抄録
海綿状血管腫の自然経過は比較的良好であり、致命的な出血を来すことは稀とされている。今回我々は、家族性血管腫の患者で出血後早期の再出血のため、不幸な転帰をとった症例を経験したので報告する。患者は25歳の女性で、2人の兄弟がやはり血管腫による頭蓋内出血を来している。頭痛、嘔吐で発症し、CT、MRIで小脳半球に径約2cmの脳内出血を認め、1週間後に手術を予定した。ところが予定手術の前日に、再出血をきたし昏睡状態となり、緊急手術を施行したが回復せず、死亡した。小脳血管腫で、神経症候が不安定な例や、かなりのmasse effectを認める症例では、緊急手術を考慮する事が必要な場合もある。
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© The Japan Neurosurgical Society
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