抄録
脳神経外科医が世界の保健医療にどのように貢献できるかを著者の臨床、研究、国際保健協力活動の経験から論じ、研究や経済発展におけるプライオリティと公平の問題についての著者の見解を述べる.同時に先進工業国と発展途上国における保健医療の現状分析を行うことにより全ての人に健康をもたらすための新しいパラダイムを確立するための視点を提供する.また医療と人権、平和について我々の貢献できることは何かを追求する.脳神経外科医ならびに全ての保健医療にたずさわる人々が世界規模の重大な問題について関心を持ち、保健医療における不平等、不公平をなくすために共同して努力するように呼びかける.