抄録
ウシ中大脳動脈ring状標本を用いて等尺性収縮実験を行った。protein tymsine kinase(PTK)inhibitorのgenisteinとtyrphostinはhigh K+ 又はcaffeineによる収縮をほとんど抑制しなかったが、receptorを介する5-HT、PGF2α、ET1、TXA2の収縮や、直接PKCを活性化するPDAやOAGによる収縮を用量依存性に抑制した。一方、phospho-tyrosineの脱リン酸化を抑制するpervanadateは、5-HTやPGF2αの収縮を著しく増強した。以上の結果、受容体刺激やPKCの活性化で起る収縮はPTKによるリン酸化により著しく増強されている事が示唆された。