日本農芸化学会誌
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蛋白のスルフヒドリル基の一定量法
森 茂樹
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1942 年 18 巻 1 号 p. 41-46

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抄録
1. Cysteineと沃度醋酸アミドとの反應の條件を吟味し,反應の結果生ずる沃度の量が計算量と合致することを確めた.
2. Cysteineと沃度醋酸アミドとの反應を延長し,蛋白のSH量を定量することの可能なることを確め且つ應用し得べきpHの限界を定めた.
終りに臨み本研究を行ふに當り御懇篤なる御指導を賜りたる恩師京都帝國大學教授近藤金助先生に謹んで感謝の意を捧げる.尚本研究は文部省科學研究費の補助によつて遂行し得たのである.記して以て深甚なる謝意を表する.
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© 公益社団法人 日本農芸化学会
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