日本農芸化学会誌
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昆虫体液の蛋白質に関する研究(第5報)
解離-会合 (2)
小田 純子
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1959 年 33 巻 10 号 p. 845-849

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抄録

(1)蚕体液中の蛋白質はpHの変化により解離-会合する.これは分別中の操作に起因するものでない.
(2)金属イオンは解離-会合に顕著な影響はおよぼさない.
(3)濃厚尿素溶液中において中性乃至酸性のpHでは粒子量の増大を来し,アルカリ性pHでは粒子量の減少が見られるが,その程度は極めて小さい.
(4)グリセリンおよびグルロースは粒子量に変化を与えない.
(5)サリチル酸ナトリウムの存在下で殆んど全蛋白質がゲル状になる.

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© 公益社団法人 日本農芸化学会
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