抄録
林道とモノレールと作業道という異なる規格の路線を組み合わせて、地形条件に適した基盤整備を可能とする複合規格路網の考え方と有効性を示した。また、そこでの作業に適した、規格化された運搬・作業コンテナをベースとするセルシステム林業の考え方と有効性について示した。日本のような急傾斜地が多い森林においても、基盤整備の複合規格路網による標準化とセルシステム林業による作業の単純化および標準化によって、事業的採算の取れる効率で素材生産作業が可能である。また、その基盤整備手法は森林の保全の観点からも有効である。