今回の甲状腺腫瘍診療ガイドライン改定において,甲状腺分化癌に対する放射性ヨウ素(RAI:radioactive iodine)内用療法では特に補助療法に焦点が当てられた。国内外におけるRAI内用療法の投与量に関する差異の解消が望まれる一方で,近年新たに承認された核医学治療薬の登場により内用療法・核医学治療病室の環境にも変化が起きている。本稿では,他疾患を含めた昨今の内用療法環境やガイドライン改定のポイント,内用療法後のリスク再分類の重要性に加えて,甲状腺分化癌に対する近年注目されているRAIの活用方法に関して述べる。