抄録
【目的】5歳児健診における視覚認知課題の有用性について検討する. 【方法】平成20年4月から22年3月までの期間中, 健診によって精査を勧められて受診した5歳児について, 健診時の視覚認知課題をスコア化し精査結果とともに後方視的に検討した. 【結果】健診受診者653名中, 52名が要精査判定を受け, 48名が精査受診した. 4つの視覚認知課題の合計スコアは発達障害群で有意に低く, また, 動作性知能指数やFrostig視知覚発達検査結果と強い正の相関を認めた. 【結論】5歳児健診における視覚認知課題の併用は, 発達障害の検出と保護者の理解を高めるのに寄与し, 有用であると考えられた.