島田療育センターはちおうじ神経小児科
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所知的・発達障害研究部 ヘルシンキ大学医学部脳認知研究ユニット
2021 年 53 巻 1 号 p. 63-65
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悩みを言語化しにくい子どもに, 学校自己採点法の有用性を検討した. 86名を対象に, 学校生活での 「困った気持ち」 について, 自由回答 (オープン質問) および学校生活に対する自己採点 (学校自己採点法) によって回答を求めた. オープン質問に比べ, 学校自己採点法によって 「困った気持ち」 を言語化できた子どもが有意に多く, 子ども自身が学校生活を数値化する過程によって, 悩みの言語化が促されたと考えられた.
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