脳と発達
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短報
急性期に抗GM1抗体を含む種々の抗糖脂質抗体が検出された急性弛緩性脊髄炎の1重症例
増田 知佳親里 嘉展藤川 朋子藤村 順也金川 温子中尻 智史沖田 空阪田 美穂西山 敦史米谷 昌彦
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2021 年 53 巻 3 号 p. 211-213

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抄録

 急性弛緩性脊髄炎 (acute flaccid myelitis ; AFM) では, 約半数で抗糖脂質抗体が検出されるが, その意義は不明である. 同抗体はGuillain-Barré syndrome (GBS) の約6割で検出され, GBSの病態や臨床病型との関連が指摘されている. 今回我々は抗GM1抗体を含む複数の抗糖脂質抗体が検出されたAFMを経験した. その臨床像には抗GM1抗体陽性のGBSと類似点を認めた. 抗GM1抗体陽性のAFMの報告はないが, 今後AFMの病態を検討する上で重要な1例と考えられた.

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© 2021 一般社団法人日本小児神経学会
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