2021 年 53 巻 3 号 p. 211-213
急性弛緩性脊髄炎 (acute flaccid myelitis ; AFM) では, 約半数で抗糖脂質抗体が検出されるが, その意義は不明である. 同抗体はGuillain-Barré syndrome (GBS) の約6割で検出され, GBSの病態や臨床病型との関連が指摘されている. 今回我々は抗GM1抗体を含む複数の抗糖脂質抗体が検出されたAFMを経験した. その臨床像には抗GM1抗体陽性のGBSと類似点を認めた. 抗GM1抗体陽性のAFMの報告はないが, 今後AFMの病態を検討する上で重要な1例と考えられた.