脳と発達
Online ISSN : 1884-7668
Print ISSN : 0029-0831
ISSN-L : 0029-0831
<シンポジウム2:新規抗てんかん薬の特徴と使い分け>
Perampanelの特徴と有用性
金村 英秋相原 正男
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 53 巻 5 号 p. 344-347

詳細
抄録

Perampanelは非競合的AMPA型グルタミン酸拮抗薬という新規な薬理作用を有し, 従来にない作用機序から他剤に対して治療抵抗性を示す難治てんかん患児へも有効性を示す可能性が期待される. また, てんかん性突発波への改善効果を有し, 一部の脳波異常への改善をもたらすことで, 行動改善へと繋げられる可能性に加え, 合理的多剤併用療法としての有用性, さらにてんかん合併自閉症児に対する発作・脳波・行動改善にもその有用性が推察され, 今後の知見の集積が望まれる. しかし, 本邦での使用経験はまだ乏しく, 精神症状等の有害事象の報告がなされてきていることからも, 精神症状の出現には依然注意が必要と思われる.

著者関連情報
© 2021 一般社団法人日本小児神経学会
前の記事 次の記事
feedback
Top