脳と発達
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抗けいれん剤によると思われる肝性脳症-交換輸血, 血漿交換, 血液濾過により救命し得た1例
鈴木 文晴中里 明彦諸岡 啓一
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1982 年 14 巻 5 号 p. 517-519

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抄録
3年間抗けいれん剤療法を行っていた小児が突然肝不全・肝性脳症を発症した. 患児は交換輸血・血漿交換・血液濾過等の集中治療により救命された. 肝生検の結果抗けいれん剤による中毒性肝障害と考えられ, 内服していた4種の抗けいれん剤のうちバルプロ酸が最も原因薬剤として疑わしかった.
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© 日本小児小児神経学会
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