脳と発達
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MRIにて白質低形成と脳幹小脳萎縮を認めた軽症変異型メープルシロップ尿症の1例
石川 丹岡安 多香子宮坂 和男福島 直樹高瀬 愛子我妻 義則
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1991 年 23 巻 1 号 p. 71-74

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抄録

乳児期から精神運動発達の遅れを, 幼児期から間歇的失調を呈し, 5歳時診断した軽症変異型メープルシロップ尿症の1例を報告した.失調出現時の血漿中ロイシン, イソロイシン, バリンの値は正常値の2.0-2.7倍に過ぎなかった.皮膚線維芽細胞を用いて測定した側鎖アミノ酸の脱炭酸能はロイシンの場合正常の40%, イソロイシンでは47%であった.7歳時MRIにて白質低形成と脳幹小脳萎縮を認めた.食事療法をしているが, 臨床症状もMRI像も改善していない.

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© 日本小児小児神経学会
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