脳と発達
Online ISSN : 1884-7668
Print ISSN : 0029-0831
ISSN-L : 0029-0831
喉頭気管分離術を施行した重症心身障害児11例の臨床的検討
梶本 まどか市山 高志末永 尚子松藤 博紀西河 美希伊住 浩史古川 漸
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 39 巻 5 号 p. 366-370

詳細
抄録
重症心身障害児に対する喉頭気管分離術の有用性を臨床的に検討した. 対象は誤嚥性肺炎を反復, またはその危険がある重症心身障害児11例. 診療録から術前後の喀痰吸引回数, 肺炎罹患回数, 呼吸状態, 栄養摂取法等を後方視的に検討した. また, 保護者に対し筋緊張, けいれん, 睡眠の質, 内服薬, 機嫌の変化について聞き取り調査を行った. 術後, 喀痰吸引回数, 肺炎罹患回数, 呼吸状態が改善, 3例は経口摂取が可能となった. 保護者は睡眠の質, 機嫌の改善を感じていた. 重症心身障害児に対する喉頭気管分離術は呼吸状態および栄養摂取法を改善させ, 医療介護レベルを軽減できる治療法である.
著者関連情報
© 日本小児小児神経学会
前の記事 次の記事
feedback
Top