脳と発達
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レストレス・レッグズ症候群
まだ認知されていない小児の不機嫌・睡眠異常の原因
毛利 育子加藤 久美下野 九理子立花 直子大薗 恵一谷池 雅子
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2008 年 40 巻 6 号 p. 473-477

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抄録

レストレス・レッグズ症候群 (restless legs syndrome; RLS) は, 成人においては不眠の原因として知られている運動異常症であるが, 小児における実態については十分わかっていない.我々は7例のRLS患者を経験したが, 就床前の不機嫌という子どもにありがちな非特異的な症状のため, 長期間未診断となっていた症例が多かった.また, 全例で血中フェリチンの低下を認め, 5例で鉄剤投与が有効であったが, 重症例ではドパミン作動薬が有効であった.質・量ともに十分な睡眠は小児には欠かせないものであり, 家人の養育困難を減少させるためにも, 小児神経科医は入眠時の不機嫌, 入眠困難や中途覚醒の有無を詳しく問診してRLSを疑うことが重要である.

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© 日本小児小児神経学会
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