帯広大谷短期大学紀要
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調査
食生活と健康に関する研究 第4報
短期大学生の食生活状況および健康状態について
北村 和子林 千登勢門 利恵
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2017 年 54 巻 p. 27-32

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抄録

若者世代における朝食の欠食や栄養バランスの乱れなど、不規則な食習慣が健康に及ぼす影響が懸念される。そこで、栄養士課程に在学する学生47名を対象に、日常の食習慣、自覚症状、食物摂取状況を知る目的でアンケート調査をおこなった。以前おこなった調査と比較すると、朝食の欠食率は高くなっており、乳製品や野菜の摂取率は低い値であった。自覚症状調査では一般症状を示す「ねむい79.5 %」、「あくびがでる68.2 %」、「横になりたい61.4 %」という項目の訴え率が高かった。生活習慣病の予防の観点からも、個々の食生活の改善を図ることは極めて大切である。そのためには、行動の変容に結びつくような食教育が必要であり、今後の大きな課題である。

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