耳鼻咽喉科展望
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臨床
咽喉頭異常感を主訴としたZenker憩室の1症例
穐吉 亮平内水 浩貴加藤 孝邦
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キーワード: 食道憩室, 嚥下, 憩室切除術
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2010 年 53 巻 3 号 p. 180-183

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抄録
症例は61歳の男性である。1年前から続く嚥下時の咽喉頭異常感を主訴に近医より当院へ紹介され受診した。画像診断上, 頸部食道左側に隣接して空洞性病変を認め, 咽頭食道憩室症 (Zenker憩室) が疑われた。全身麻酔下に憩室切除術を施行した。憩室は, 最大横断径約3.0cmであり, 内部に食物残渣を認めた。現在, 術後9ヵ月経過したが, 自覚症状は改善し経過は良好である。咽喉頭異常感を伴う食道憩室に対し, 手術による切除術は有効であると考えられた。
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© 2010 耳鼻咽喉科展望会
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