2025 年 35 巻 2 号 p. 83-88
外耳・中耳の基本処置は耳鼻咽喉科の外来診療において一般的に行われる頻度の高い処置である.外耳や中耳に対する基本処置は多くの場合,顕微鏡下で行われるため,顕微鏡下での処置が適切に行えるように修練することが必要である.
基本処置を行うにあたり内視鏡を用いた画像ファイリングシステムの整備や診療器具を介した感染に対する予防措置も現代では必要と考えられ,感染リスクや医療安全の観点にも注意を払わなくてはならない.
本教育セミナーでは外耳・中耳の基本処置として,主に耳垢栓塞,外耳道真珠腫,外耳道真菌症,epithelial pearlの4つの外耳疾患に絞り,それぞれの疾患に対する処置について解説する.