2003 年 72 巻 6 号 p. 711-715
機能的な細胞集団の空間的な配列や外界からの刺激によって引き起こされる神経活動の空間パターンから,脳機能を解明する研究が行われている.脳活動のイメージングはそのための有力な手段である.本稿では,1)その中でも代表的な内因性信号のイメージング法について解説し,2)視覚連合野における物体像の表現の問題を例に,その手法がどのようなインパクトを脳機能の理解に与えるかを紹介する.私たちは,二次元の機能イメージング技術であるその技術を,さらに発展させて三次元の機能イメージングに成功した.後半では,この三次元の機能イメージング技術である機能的OCT(fOCT)について詳しく解説する.