応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
解説
光産業の共通ツールとしてのフォトニック結晶
川上 彰二郎佐藤 尚川嶋 貴之井上 喜彦
著者情報
ジャーナル フリー

2005 年 74 巻 2 号 p. 180-185

詳細
抄録

フォトニック結晶の再現性,生産性に優れた作製法である自己クローニング法について,プロセスの概要・特徴,多方面の産業応用について見取り図を提供する.基板の上に凹凸パターンを作り,その上にA,B二種類の材料をスパッタデポジション・バイアスエッチングを組み合わせて交互製膜するというシンプルなプロセスによって,希望する種類の人工誘電体を設計どおりの位置に作製・異種集積することが可能であることを例証する.そのような部品の産業展開の動向を,ノンテレコム,テレコム両方にわたってレビューする.

著者関連情報
© 2005 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top