応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
解説
量子構造の局所発光解析
山本 直紀
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 75 巻 1 号 p. 41-48

詳細
抄録

透過型電子顕微鏡カソードルミネッセンス(TEM-CL)法は,試料内部の構造と発光との関係を高い空間分解能で直接検証できる手法である.サイズ分布をもつ量子細線および量子ドットの集団の中から,単一のナノ構造を個々に調べることができる.この手法は,発光を伴う現象すべてに適用できる.最近の応用として,金属表面に局在する表面プラズモンポラリトン(SPP)がナノ構造を介して光を放出することを利用した,SPPを実空間で直接観察する研究を紹介し,プラズモニクス分野における,表面プラズモンの局所評価法としての可能性を探る.

著者関連情報
© 2006 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top