東北大学電気通信研究所ナノ・スピン実験施設 科学技術振興機構さきがけ
東北大学電気通信研究所ナノ・スピン実験施設
2006 年 75 巻 2 号 p. 207-212
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バンド構造エンジニアリングと分子線エピタキシーにより実現された量子カスケードレーザーは,欧米を中心に研究が進められ,めざましい発展を遂げてきた.近年,中赤外領域における室温連続レーザー発振,および波長100μmを超えるテラヘルツ領域においてレーザー発振が実現されたことで大きな注目を集めている.本稿では,発光層のデザインを中心に量子カスケードレーザーの原理,性能について紹介した後,これらの二つのブレークスルーについて解説する.
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