2007 年 76 巻 5 号 p. 505-508
レーザー色素を高分子に封じ込め,固体媒質としてレーザーを構築している.製膜やリソグラフィーを利用してストリップ型または利得閉じ込め型の単一モード発振が容易であることから,低コストでディスポーザブルユースが可能な導波型のフィルムレーザーを構築できる.波長域は400nmから1100nmをカバーし,高効率化のために回折格子作製手法の改善や,レーザー媒質のランダム活性化などを行った.表面レリーフ型回折格子を利用し,分布帰還型・分布ブラッグ反射型を評価した.また,多層膜構造で屈折率を0.001レベルで制御しつつ,散乱粒子をドープした活性媒質層を導入することで12%のスロープ効率を達成した.