深紫外光は波長が非常に短いために,ナノテクノロジー,環境,衛生,医療,バイオなどの幅広い分野での利用が期待されている.窒化アルミニウム(AlN)は大きなバンドギャップ・エネルギー(6eV)をもち,発光デバイスに有利な直接遷移型半導体である.このAlNを用いて,半導体では最も短い波長(210nm)で発光する深紫外発光ダイオード(LED)の作製に成功した.一方,窒化ホウ素(BN)も大きなバンドギャップ・エネルギーをもっているが,室温での発光特性が良好なBNエピタキシャル薄膜結晶の成長は困難であった.筆者らは,流量変調エピタキシーとNi基板を用いて,高品質のグラファイト型BNエピタキシャル薄膜の成長に成功した.