応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
パルスレーザーアブレーションによるシリコンナノ結晶生成
杉村 陽
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 77 巻 2 号 p. 164-167

詳細
抄録

パルスレーザーアブレーション法を用いたシリコンナノ結晶作製について行ってきた研究を紹介する.反応性ガスである水素雰囲気中でシリコンのパルスレーザーアブレーションを行ったとき,表面が水素で覆われた安定なシリコンナノ結晶が得られることが明らかになった.これは,ナノ結晶生成過程において,SiとHの反応の時期とSi微粒子の成長時期に時間差があることがその一因であると考えられる.その後安定なナノ結晶が凝集することにより,ナノ結晶同士が直接結合した多様な量子ドット凝集体が得られる.この系は,多彩な光学特性や電子物性を示す舞台になると期待される.

著者関連情報
© 2008 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top