2008 年 77 巻 7 号 p. 809-812
紙,ディスプレイに続く第三のメディアとして電子ペーパーが近年,大きな注目を集めている.書き換え可能なデジタル情報を紙媒体のように見やすく持ち運べる電子ペーパーは,われわれの生活を一変するような可能性をもっている.筆者らは,最近見いだされた透明アモルファス酸化物半導体の「高移動度」,「低プロセス温度」,「透明性」という従来の半導体にない特色に着目し,電子ペーパーの画素駆動用TFTとして開発に取り組んでいる.ここでは,低プロセス温度の応用例として「フレキシブル電子ペーパー」を,また透明性の応用例として,新規ディスプレイ構造「フロント・ドライブ型カラー電子ペーパー」を紹介する.