白色LED用蛍光体である,Ce : YAG微粒子を析出させた結晶化ガラス材料の開発に成功した.Y2O3-Al2O3-SiO2 系組成にCe2O3 を添加したガラスを溶融法で作製した後,1200°C 以上の高温で熱処理することにより,体積分率約40% でYAG結晶を単一相で含む材料を得ることができる.試料は半透明で,蛍光特性は粉末Ce : YAG蛍光体とほぼ同等であり,460nmの青色光を吸収し,540nmピークのCe3+ : 5d→4f遷移によるブロードな発光を示す.60% がシリケートマトリックスであるため,高温高湿化でも優れた耐久性を有し,今後の高出力一般照明用白色LED構成材としての用途が期待される.