最近,環境保全と資源・エネルギーの節約の同時実現を目指して,超臨界・亜臨界流体を用いて,従来法では処理が困難で,大量に排出されている廃棄物を適正処理し,有効利用するための研究開発が活発に行われている.ここでは,(1)超臨界・亜臨界流体の溶媒特性を簡単に説明した後,実用化が間近な応用例として,(2)二段式亜臨界水酸化法による窒素含有バイオマス廃棄物の完全かつクリーン燃焼と熱エネルギーの回収技術,(3)亜臨界水によるバイオマス+プラスチック混合廃棄物の高カロリー粉末燃料化技術,(4)超臨界メタノールによる炭素繊維強化プラスチックのリサイクル技術を取り上げて説明する.