応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
解説
MRI(磁気共鳴イメージング)技術の現状と今後の展望
本間 一弘
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 80 巻 2 号 p. 91-96

詳細
抄録

磁気共鳴イメージング(MRI)はNMR現象を原理とし,原子番号が奇数もしくは質量数が奇数の元素(水素,炭素,リン,など)が測定可能となる.マグネットで作られる時空間的に一定な磁場の中で,これらの元素に固有な周波数(共鳴周波数)の電波を照射すると共鳴現象を誘発する.

MRIは共鳴する元素に関する密度や化学的な結合状態などの空間分布,時間的な変化を計測することができ,空間的な分布を画像として提示する.現状では,医学,生化学,農学などへの展開が図られている.本論文では,MRIの原理,研究の最先端,医療において果たす役割を紹介する.

著者関連情報
© 2011 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top