九州大学 稲盛フロンティア研究センター (独)科学技術振興機構CREST
2012 年 81 巻 1 号 p. 26-32
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スピン角運動量の流れを表すスピン流は,ナノスピンデバイスにおける磁化反転(書き込み)技術に革新をもたらしただけでなく,ナノエレクトロニクス・デバイスにおける新しい情報伝搬媒体としても注目されている.本稿では,スピン流の生成・伝搬機構について概説し,スピンデバイスの高性能化におけるスピン流の重要性について述べる.さらに,電気の流れを伴わない純スピン流とその制御技術についても紹介し,それらを応用することで実現が期待される高性能スピンデバイスの課題と今後の展望について述べる.
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