2013 年 82 巻 4 号 p. 299-304
ダイヤモンドはその極限性能から,パワーデバイス性能指数がほかのワイドギャップ材料を大きく凌駕(りょうが)し,次々世代デバイスとして期待されている.これまで数mm角の小さい基板サイズや深い準位がネックになって,研究は敬遠されてきた.我々は単結晶をコピーする技術と,それら複数の結晶を接合することにより,モザイク状の単結晶(現在20×40mm2)を実現させ,2inchも視野に入ってきた.また,デバイスも自己発熱したものを冷却せずに,180〜250°Cの高温でそのまま用いることで,出力を下げずに高温,高速,低損失動作の可能性があることを,ショットキーダイオードで例示した.