2013 年 82 巻 7 号 p. 571-574
再生可能エネルギーの1つとして導入が進む風力発電設備は,単機容量が増大の傾向にあり,最大規模の発電機は近い将来,10MW級になると考えられる.そのような大型風力発電機では,超伝導技術の適用が期待される.本稿では,大型風力発電機の基本構造とシステム構成,および大型超伝導風力発電機の設計のポイントについて整理する.コスト低減に直接結びつく超伝導線材量の低減と発電機の小型軽量化は設計上,重要な評価項目である.10MW風力発電機の具体的な設計例として,永久磁石風力発電機,突極型と非突極型の界磁超伝導発電機,および全超伝導発電機の設計について紹介する.