応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
解説
嗅覚神経地図形成の分子機構
坂野 仁
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2014 年 83 巻 1 号 p. 18-25

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抄録

無限情報といわれる嗅覚情報は,匂いシグナルをデジタル画面に展開することによって識別されている.この匂い分子の受容体との結合情報の2次元位置情報への変換は,嗅神経の軸索が,発現する嗅覚受容体の種類を念頭に自らが投射すべき場所を探し当てることによって保障されている.最近の我々のグループの研究により,嗅神経の前後軸に沿った軸索投射が,Gタンパク質共役型受容体である嗅覚受容体が,リガンドのない状況下で自律的に揺らぐ際に生じるノイズ活性によって,制御されていることが明らかとなった.

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© 2014 公益社団法人応用物理学会
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