応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
解説
電子線で励起する光ナノイメージング
川田 善正居波 渉
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 84 巻 2 号 p. 112-117

詳細
抄録

光を用いて生きた生物試料を観察でき,光学顕微鏡の回折限界を超える分解能を有する実時間ナノイメージング法を実現することを目的として研究を進めている.本顕微鏡では,蛍光膜に収束した電子線を照射して蛍光膜上に微小光源を励起し,走査することにより高分解能を実現する.蛍光膜で電子線照射のための真空部と試料を配置する環境を分離するため,試料側には真空が必要でなく,通常の光学顕微鏡と同様に大気圧下,液中などさまざまな環境下での観察が可能となる.また,電子線を真空と大気圧の分離膜を透過させて,細胞などにラベリングした蛍光分子を直接励起する直接励起型の高分解能顕微鏡についても紹介する.

著者関連情報
© 2015 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top