応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
セルロースのナノ構造特性に着目したマテリアル機能の創発
北岡 卓也
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 86 巻 2 号 p. 117-121

詳細
抄録

セルロースは,主に樹木の骨格多糖類として地球上で最も大量に存在する天然高分子であり,持続的に再生利用可能なバイオマス資源として衆目が集まっている.木質資材・建築用材,紙パルプ・衣料繊維,食品・化粧品添加物など,身近な生活用途で長きにわたり利用されており,とてもなじみ深い素材である.近年,天然セルロースの特徴である伸び切り鎖結晶のナノ構造形態が,セルロースナノファイバーとして脚光を浴びており,新材料開発の機運が大いに高まっている.本稿では,この古くて新しい天然素材のセルロースに特徴的なナノ構造特性に着目したマテリアル機能の創発に関する我々の研究成果を紹介する.

著者関連情報
© 2017 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top